あおはにファーム(自然学校)は、知的に障害のある方とともに地域の人の手が入らなくなった茶畑や田んぼなどを開墾してお米、ブルーベリー、和紅茶、じゃがいも、さつまいも、玉ネギ、バジル、ニンニク、レタス類などを栽培しています。
場所は奈良市東部の山間部で大和高原と呼ばれている地域ですが、高齢過疎化率は高く、農業の担い手不足は深刻で、“のどかな’'里山の原風景とは程遠いくらい荒れてしまっている場所もあります。
そのような場所は、野生の猪や鹿などの獣害も多く、一度荒れてしまうと簡単には農地を元に戻すことができない状況です。そのような地域を少しずつではありますが、障害のある方達の手で仕事(社会参加)として開墾を行い、田んぼや畑に戻すことで地域を生かし、残してゆくことに繋がって行くと考えています。
今では地元地域からの要望も多く、色々な所から農地管理の声がかかる状況です。
それは障害のある方の社会貢献にも繋がっており、「地域」と「福祉施設」が共に助け合いながら暮らす『持続可能な共生社会』の実現にも近づいているのではないかと考えています。